Unione Japan
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UNIONE No.84 表紙

ウニオーネ誌 Web版 No.84

2016年5月発行 目次
「足元を深く掘れ!」Sr.森下 ワカヨ
総会報告 / ウニオーネ予算について
「サレジオ家族って?」Fr.濱口 秀昭
ドン・ボスコ生誕200周年閉幕イベント報告
世界連合総会開催:モルネーゼにて
ウニオーネ 8支部より
ストレンナ解説

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足元を深く掘れ!

サレジアン・シスターズ管区長 Sr.森下 ワカヨ
Sr.MORISHITA

ウニオーネ会員の皆様、昨年5月末に、シスター井上澄子に代わり管区長に就任にいたしましたシスター森下です。よろしくお願いいたします。 シスター井上は、先の総会でローマ本部の視察担当評議員に選出されたため、2年足らずで、管区長交代ということになりました。 おもに、アジア・ヨーロッパの視察を担当するシスター井上のためにもお祈りください。

これまで、私は静岡や世田谷で教鞭をとってまいりましたが、その間さまざまな形でウニオーネの方にお世話になりました。 また、社会の中で、教会の中で、マリア様のように人を思いやる心、奉仕の心をもって活躍されている方々に実際にお会いしたり、とてもよい評判を伺ったりすることがあります。 そうした会員の皆様の存在は、私たちにとってとても大きな力であり支え、神様からの恵みであると常々感じています。 昨年春に、ローマでサレジアン・ファミリーの総評議員、シスターミランダにお会いしたときも、「同窓生を大切にしてください。同窓生は私たちの一番の協力者であり、支えです。」 とおっしゃっていました。 私たちサレジアン・シスターズ(扶助者聖母会員)は、皆様のためにいつも祈っています。そして、皆様と共に歩んでいきたいと望んでいます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

さて、毎年、年度末に、サレジオ会総長様より次の年の年間目標(ストレンナ)が提示されます。 今年のストレンナは「聖霊にゆだねて冒険してみよう!イエスと一緒に、みんなで共に」となっています。

冒険」というと、リスクを負って新しいことに一歩踏み出してみることだといえますが、聖霊が導く冒険の第一は、「自分の内面に目を向ける冒険」だとアンヘル総長様は解説されています。 毎日の生活の中で、仕事や家事に追われ、じっくりと自分の内面を振り返ること、祈ることを忘れている現代の私たちの生き方に、「本当にそれでいいのですか?」と問いかけられている気がします。 私が大切にしているものは何なのか、本当に大切なものは何なのか、神様が私たちに望んでいることは何なのかをじっくりと考え、思い起こす時間を大事にしたいものです。

このストレンナの解説を読んだとき、「足元を深く掘れ、さらば泉を見出さん」(高山樗牛 訳)という英語のことわざを私は思い出しました。 このことわざは、カルメル会の奥村神父様がその著書『断層』の中で引用されています。 神様を見出すのは、他のところではなく自分自身の内面であり、神様との出会いによって、人生に光をもたらす豊かな恵みが与えられるという真理がそこに示されているように思います。

ドン・ボスコやマリア・マザレロは深い神との関わりのなかで、自分が今何をすべきで誰のために生きるべきかを見出しました。そして、多くの若者のために、同窓生と協力して働きました。 今、現代社会のこの日本で、神様が私たちに求められていることは何でしょうか。 神様は各人にご自分の望みを語られていることでしょう。その中で、皆に共通して望まれているのは、人々の「居場所作り」ではないでしょうか。 私たちの周りにいる人、家族から始まって、人との関わりを求めている人、孤独を感じている人に、私たちは微笑み、挨拶をし、心にかけていることを示していきましょう。

また、ストレンナの後半は、「イエスと一緒に、みんなで共に」となっています。一人の力ではできないことも、力を合わせると大きな輪になってうねりをもたらします。 イエス様に共に歩んでくださいと願いながら、私たちは一致(UNIONE)して、特に子どもたちの「居場所作り」に励んでいきましょう。

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2016年度ウニオーネ日本管区総会開催

2016年4月10日 星美学園短期大学にて

2016年度のウニオーネ総会は桜吹雪の下、Sr.森下ワカヨ管区長並びにSr.竹石總子サレジオ家族担当評議員にご臨席いただき、各支部の代表とデレガータ、本部役員合わせて42名が参加して開催されました。

ミサ 総会に先立ち捧げられたミサを司式くださったマッサ神父様は「ウニオーネ会員になったということは恵みです。この恵みを感謝するとともに、家庭、社会の中で良い手本を示すことができるように自分のつとめを誠実に果たしましょう。」との勧めをくださいました。

また議事の冒頭Sr.森下管区長は「同窓生の力はシスターたちの働きにとって大きな助けであり、感謝しています。ウニオーネの名のとおり皆で一致して絆作りに励みたいものです。」と話されました。

会議 議事にてウニオーネ本部の活動計画、決算並びに予算案が承認された後、各支部の活動が報告されました。今年度の本部活動としては、支部の枠を越えてウニオーネ会員の連帯と養成を図るため「ウニオーネ山中のつどい」を開催する計画があります。 午後には世界連合総会・選挙の報告ビデオを視聴した後、活発な意見交換が行われ、同窓会の活性化、情報の共有や発信の方法などについて将来を見据えた意見が出されました。

ウニオーネ予算について

ウニオーネ本部は新入会員の入会金と、過k支部から提供される活動援助金で運営されています。

2015年度は大きなイベントが重なり、支出が収入を上回る決算となりました。収入の増加が望めない昨今ですが、会員の絆を深める活動、災害地への支援等必要なところに支出し、無駄を省く努力をして参ります。

集合

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神父様、教えてください

日々の暮らしの中で起こる疑問からその答えを見つけるみことばコーナーですが、今回は本部に届いた質問に、濱口秀昭神父様(サレジオ会司祭)がお答えくださいました。

質  問

昨年、ドン・ボスコ生誕200周年の記念すべき年を迎え、各地、各学校で色々なイベントが催されたことを知りました。その中で何度も「サレジオ家族」という言葉が使われていました。

私たちウニオーネ間では以前から「家族」としての意識を持っていましたが、この
「サレジオ家族」という考えはドン・ボスコが考えたことですか?

家族であるということの大きな意味はなんでしょうか?

家族のメンバーとして他にどういうグループがあるのですか?


回  答
「サレジオ家族」とは?

19世紀半ば、司祭になったばかりのドン・ボスコは、最初の教育体験の場として刑務所や少年院を訪れました。彼の目に映るものは、心身ともに疲れ果て糧を欠いた若者たちでした。 彼はトリノで「オラトリオ」という若者たちの拠り所を設け、徐々に発展させていきました。そうした中で共に働く仲間の必要が生じ、サレジオ修道会を創立するに至りました。 また女子教育のためにサレジアン・シスターズを創立し、さらに協力者会(現在はコオペラトーリに発展)を創立しました。 このようにドン・ボスコは自分と同じ精神と教育スタイルで若者のために働くグループをつくりました。その意味で「サレジオ家族」の起源は、ドン・ボスコにあると言えます。

家族としての大きな意味は?

Fr濱口 ドン・ボスコの精神とスタイルを受け継ぎ、それぞれの場で若者たちのために、とりわけ窮乏の中にある若者たちの拠りどころとなる仲間であることでしょう。 仲間がいることは心強いものです。ひいては、わたしたちが関わる若者たち自身も、わたしたちと同じように他の人の拠り所となり、仲間となることを願っています。

家族のメンバーは?

Famiglia Salesiana 世界には、ドン・ボスコが創立した三つの会を始めとして30のグループがあります。修道者によるグループと信徒・協力者によるグループとがあります。 日本では、ドン・ボスコの精神を受け継いで各地で若者たちのために、またキリストの愛を人々に伝えるために活動しています。 現在、日本にはサレジオ修道会(SDB)、サレジアン・シスターズ(FMA)、サレジアニ・コオペラトーリ(SC)、イエスのカリタス修道女会(SCG)、扶助者聖マリアの会(ADMA)、ドン・ボスコ女子在俗会(VDB)、扶助者聖母会同窓会連合(ウニオーネ)、サレジオ同窓会連合(EXDB)などがあります。 (詳細については、サレジオ会のホームページをご覧ください。)

仲間である皆さんの上に、主なる神の祝福とお恵みが豊かにありますよう祈ります。

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サレジオ家族コーナー


ドン・ボスコ生誕200周年 閉幕イベント報告

皆様ご存知のように、ドン・ボスコは、サレジオ会を創設し、マリア・マザレロと共にサレジアン・シスターズを創立された聖人です。

イタリアのトリノ近郊のベッキ村で1815年8月16日に生まれました。2015年8月16日に世界中のサレジオ家族は心を一つにしてドン・ボスコ生誕200周年をお祝いしました。 日本のサレジオ家族も3年間の霊的・動的準備を経て、11月23日に東京カテドラルにおいてドン・ボスコ生誕200周年閉幕イベントとミサが盛大に挙行されました。

これに参加された方々の中から、目黒支部と静岡支部の方にご感想をお聞きしました。

同窓生コーナー 「ドン・ボスコ生誕200周年閉幕イベント&ミサ」にウニオーネ目黒からは、役員3名が参加。 ケルンホール内に設けられた「同窓会コーナー」は、先生方や同窓生の憩いの場となり、訪れた皆様に楽しく過ごしていただきました。 普段からウニオーネ総会のように女性ばかりの集まりに慣れていたので、男性のサレジオ関係者が準備から精力的に活動している姿を見て、とても頼もしく感じました。 閉幕ミサでは、参加したサレジオ家族千五百人がひとつになって祈りを捧げました。 「若者と共に、若者のために」というドン・ボスコの精神のとおり、若者が中心となり、イベントを作り上げている様子がとても印象的でした。(目黒支部)

カテドラルミサ タペストリ 東京カテドラルは初めての訪問でしたので教会の広さ、高さに驚きました。 小雨のぱらつく中で、実行委員会の方々が昼食のコーナーのためにテントを張り、来場者を温かく迎えてくれました。 聖堂前では短大の方々によるドン・ボスコの紙芝居や、神父様による手品があり、会館地下ケルンホールでは青年の主張などが開かれ、集まった多くの人たちが聴き入っていました。 「閉幕ミサ」では各地から集まった大勢の参加者の歌声がカテドラルいっぱいに響き渡り、ウニオーネの皆さんの手による千人針ならぬ二百人針のドン・ボスコの布が奉納されて、ひまわりと共に祭壇を飾りました。(静岡支部)

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扶助者聖母会同窓会 世界連合総会 開催

「社会の辺境にあって 喜びの証人となろう

2015年8月11日〜17日 モルネーゼにて

現在、扶助者聖母会同窓会世界連合には55カ国89管区が登録しており、支部の数は世界中で700にのぼります。 2015年8月11日から17日まで、同窓会世界連合第5回総会・選挙がモルネーゼで開催されました。

モルネーゼ

マリア・マザレロの故郷モルネーゼはイタリア北部、ピエモンテ州の山あいにある人口800人足らずの小さな村で、サレジアン・シスターズの創立者 聖マリア・マザレロが生まれた地です。世界連合総会がこの地で開催されるのは初めてのことです。

総会にはヨーロッパ、アフリカ、アジアの61管区から同窓生、シスター約240名が集まりました。日本のウニオーネ本部からは宗映子、吉田美保、デレガータのシスター鈴木裕子、シスター布留川順子が参加いたしました。

ヴァルドッコ
ヴァルドッコの中庭で

8月11日

モルネーゼ村のマリア・マザレロゆかりの地を巡礼。 ヴァルポナスカと呼ばれる村はずれの丘の上にあるマリア・マザレロが少女時代を過ごした家で野外ミサをささげ、総会の実りを祈りました。

8月12日

バスでトリノ市内へ。ドン・ボスコ生誕200周年に沸くヴァルドッコを巡礼。扶助者聖マリア大聖堂でサレジオ会総長様による「全同窓生のためのミサ」が挙げられました。

8月13日

8月13日 会議 世界連合会長、パオラ・スタイアーノ(写真中央)による6ヵ年間の活動報告、会計報告が行われました。 世界連合の評議員たちは同窓生の活動を活性化するために各地に出かけ、評議会で活動方針を決定し、世界レベルでサレジオ家族との連携を図っています。 午後からは、今総会のテーマ「社会の辺境にあって喜びの証人となろう」についてサレジアン・シスターズ総長マードレ・イヴォンヌ・ランゴアによる講演を聴いた後、グループ・ディスカッションでこのテーマを掘りさげました。

8月14日

現行の世界連合会則を改訂する件が討議されました。 内容に大きな変更はありませんが、「私たちの同窓会は実はドン・ボスコにより予見されていた、ドン・ボスコの霊性を引き継ぐ組織である」という趣旨の前文が加えられました。

8月15日

同窓会の意思決定機関である世界連合評議員と監査委員、顧問の選挙が行われました。 評議員は世界各地域を代表する、計19名が選出され、新会長にはイタリア人のマリア・マギーニさんが選ばれました。 最後に今後の6年間を見通す「最終提言」が提示され、総会は終了しました。

8月16日

コッレ・ドンボスコ
コッレ・ドン・ボスコでの
1万人のミサ

ドン・ボスコ生誕200周年当日に当たるこの日、ドン・ボスコの生地、ベッキ村のコッレ・ドン・ボスコで行われた「ドン・ボスコ生誕200周年閉幕記念ミサ」に参加しました。 生誕200周年記念ミサは若者が主役で、一万人を超える若者が世界中から集まり、大きな熱意で一致してドン・ボスコの200回目の誕生日を祝いました。





総長様のおことばより

「辺境」は地理的なものだけでなく、社会の中、心の中の「辺境」についても考えなければなりません。 そして「喜び」とは何でしょう。私たちは物質的な満足だけでは本当の喜びを得ることができません。 本当の「喜び」は神様からの賜物であると言えます。 「喜び」を「証し」するためには自分自身のアイデンティティーを確立していなければなりません。 私たちにとっては同窓会への所属意識を深めることで「喜び」を実感し、「証し」することができるはずです。


世界連合新会長選出

マギーニ会長

第5回世界連合総会選挙で会長に選出されたマリア・マギーニさんはイタリア、ミラノ在住。 ロンバルディア管区の役員を務めた後、2009年から世界連合評議員を務めています。 「単純な心で前進しなければなりません。イエス様への愛のために、あなたの成すべきことを丁寧にすることだけを考えるのです。 そのほかのことを心配してはいけません。もしあなたが謙遜であるならば、イエス様を全面的に信じるでしょう。 そうすればイエス様があとのことはすべてやってくださるのです。」というマリア・マザレロの言葉に励まされて会長を引き受ける、と語りました。

総会最終提言

  1. 祈りと養成の時を提供することによって、サレジオ霊性を再発見する。
  2. 慈しみの精神を持って、全ての人に対して常に手と心を開いておく。物質的、精神的に辺境にいる人との出会いの機会を作り、彼らを迎え入れる。
  3. 家族を大切にし、困難な状況にある家族に対してモルネーゼスタイルのサレジオ精神で協力や援助、特別の気配りをする。
  4. サレジオ家族の他のグループとの絆を作り上げ、より強める。
  5. 真の国際的団体として、よりいっそうグローバルで開かれた展望を持って一致する。会則の深い内容について学ぶ。

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支部からの便り


ウニオーネ東京

思いをひとつにして

お菓子 2015年11月23日、ドン・ボスコ生誕200周年閉幕イベントとミサが東京カテドラル教会で盛大に行われました。 東京支部では私と役員2名で参加させて頂きました。 前年からサレジアンファミリー共同体が様々な場所でドン・ボスコの生誕200周年をお祝いしてきました。 その様子を毎月のドンボスコニュースで拝見して私たちはどのような事をしようかと相談しました。 東京支部は学校に付随して活動を行っております。中心となっている活動、星美彩に参加して収益金を学校にご寄付することです。 手作り等のお菓子の販売や喫茶店をしております。今期はドン・ボスコに因んだお菓子の包装にしたものを販売することにしました。 とても好評で、すぐ完売となりました。 毎年行っている活動でありましたがあらためて思い返すと卒業生である私たちが母校に帰って学校のお役に立つ活動すること、その活動を学校が協力くださること、まさにドン・ボスコの教えが礎にあって続いていることを痛感いたしました。 ドン・ボスコのイベントの最後を飾るミサには大きなカテドラル教会がいっばいになるほどのサレジアンファミリーが集まりました。 本部ローマからもお祝いに見え沢山の神父様によるミサは厳粛で荘厳な雰囲気の中で執り行われました。 ドン・ボスコを介しいろいろな場所から沢山のサレジアン・ファミリーが集まって平和や青少年の輝ける未来を願い、思いを一つにして祈りました。 私はこのイベントに参加できたことを大変幸せに光栄に思います。忘れ得ない一日となりました。

会長 太田恵美子


ウニオーネ星美ホーム

心に生き続くドン・ボスコの精神

「ドン・ボスコ、ドン・ボスコ 祈りたまえや〜」ホームでよくみんなで歌っていました。

星美ホームの卒園生はシスター、先生方と共に生活していた時期に、ドン・ボスコの精神の種を、ひとりひとり心の奥底に植えていただきました。 大人になり日常の忙しさで忘れることも多々ありました。 ドン・ボスコ生誕200周年の3年の歩みを振り返えったとき、イベントや行事の参加はあまりできませんでしたが、ドン・ボスコの精神を思い起こすきっかけとなりました。 閉幕を祝った東京カテドラルのミサに京都から参加した卒園生からお手紙をいただきました。「これだけの多くのサレジアンファミリー、またブラジルの若い信徒も多く参加していました。ドン・ボスコが世界中の人たちから愛されていることを実感しました。そしてドン・ボスコの歌を歌った時、自分の幼少時代を思いを歌った時、自分の幼少時代を思い出し、今もこれからも心に生き続けていくドン・ボスコの精神は、恵みであり、今は天の国に帰られたシスター方にも感謝し祈りました。」

「心のふるさと」会名のように 私たちのふるさとは星美ホームであることが改めて実感できた年であったことは多くの卒園生が感じていることと思います。


ウニオーネ短大

誰かのために

短大

私たちは本部から届くドン・ボスコ生誕200周年ニュースで細やかな活動を見聞きして参りました。 8月16日の記念日にひまわりの花を咲かせましょうと本部より預かった種を植えつけたり、九日間・三日間の祈り、フランシスコ教皇からの手紙を拝読したり、閉会でのイベント・ミサ東京カテドラル関口教会での、各団体のお祝いの特色ある企画に参加し、新入会員の事を思いだした役員が早速、卒業の素敵なお祝いの記念品を買い求めました。 小雨降る寒い一日でしたがドン・ボスコの偉大さを改めて感じ心は温かで帰路につきました。

そして、引き続き私たちが出来る事は?と!ひらめきの中でキットカットにドン・ボスコの画像を印刷し同窓生に手渡ししお祝いの心を伝えました。 素敵な笑顔で喜んで受け取ってくださる皆様に会え、本当によかった〜と役員はホットな気持ちになりました。

例年身近な活動に支援協力が出来る事を模索しておりますが、本年はニュースやドン・ボスコの風に掲載されている生誕200周年のお祝いにあたり、世界(54か国)の青年が集まり、目的を持って活動する「SYMS JAPAN」の始動を知りました。 赤羽のサレジアン・シスターズ修学院で集う新たな出発に賛同し役員の総意で、支援する事を決定いたしました。

なかなか即戦力にはなれませんので「誰かのために!」と、サレジアンの精神に沿って多くの方々に還元できるよう、ウニオーネ短大はアンテナを張り、ドン・ボスコの思いを感じながら豊かな心で活動したいと考えております。


ウニオーネ目黒

さつき会50周年と重なって

さつき会

今年はドン・ボスコ生誕200周年というウニオーネ全体の大きな行事である中、目黒も同窓会さつき会50周年を迎え、記念すべき行事が重なったということが、私たちにとって何をすべきか、何を伝えればいいのかを具体的に示す機会を与えられたのだと感じました。 50周年にふさわしい記念行事を作ろうと、私たちは3年前から準備や呼びかけを行い幹事会にて企画委員を選出、役員と共に精力的に活動をしてきました。

当日6月21日の周年記念行事では、ラウラメモリアルホールにて、総会、現在活躍中の同窓生による歌や楽器演奏等のイベントが行われました。 そして、我が校で教鞭をとられた先生、現職の先生、シスター方を大勢お迎えしての懇親会、新卒期や還暦期の同窓生を含む多くの同窓生との懐かしいひとときで大いに盛り上がりました。 あちこちで記念撮影や、笑い声が聞かれ、お世話になった母校と同窓会のよき繋がりが実現できたことを大変嬉しく思いました。

この度、本部、短大、東京の会長にもお越しいただき、目黒の賑やかな雰囲気を味わってもらいました。これからもサレジオ家族として、各支部との横の繋がりをもっと持つことができればと思います。


ウニオーネ静岡

期待する新しい力

静岡

今年の総会は10月12日に静岡駅前のグランディエールブケ東海にて、恒例となった還暦ご招待の24回生と東京から鈴木裕子シスター、見城澄枝シスターをお招きして85名の参加者で開催されました。

受付後、先に全員で集合写真の撮影をし、会長挨拶、理事長挨拶、校長挨拶と続いた後、院長中澤昭子シスターのお祈りによって食事が始まりました。 活動報告をさせていただいた後、くじ引きの抽選会をしました。 あらかじめ受付で皆さんに配っていたくじ引き用番号を、理事長、校長、シスター方に抽選してもらいました。 番号が呼ばれる度に歓声が上がり、それぞれ自分の番号を確かめながら一喜一憂し賑やかに会が進行しました。

24回生のお礼の言葉の時には鈴木裕子シスターも壇上に並び、静岡で過ごした懐かしい思い出を話してくださいました。 短い時間でしたが、学生時代に戻って笑い声の絶えないおしゃべりで盛り上がり、最後に星美時代の校歌と現在のサレジオの校歌を皆で歌って、再会を約束しながら閉会しました。 このようにランチで総会を始めてから、男子の顔も見られるようになり、急なキャンセルで余った料理もペロリと平らげてくれる頼もしい(笑)存在です。 2003年に初めての男子会員を迎えてから13年、若く新しい力が同窓会を支える日が近いことを期待しています。


ウニオーネ城星

ドン・ボスコの心と共に

城星 城星

ウニオーネ城星(同窓会)では、サレジアン・シスターズの学園で過ごした日々を大切に「ドン・ボスコ生誕200周年」を祝うことができました。 今一度、ドン・ボスコの声に耳を傾けようと、同窓会の役員会議開催時には、顧問の奥村先生を中心に「ドン・ボスコのことば100」から好きな言葉を分かち合い、理解を深めました。

毎年11月に行われている「城星フェスタ」ではウニオーネ同窓生テント内で喫茶店を開いていますが、今年は「ドン・ボスコ生誕200周年」を記念してご来場200番目の方にドン・ボスコにちなんだ記念品をプレゼントするサプライズイベントを企画いたしました。 200番目の方は、城星小学校在校のお母様でした。テント内の皆様と一緒にお祝いし喜び合いました。

そして、2015年11月16日、大阪カテドラル聖マリア大聖堂で学園全体で「ドン・ボスコ生誕200周年閉幕ミサ」が行われました。サレジオ会の浦田神父様を中心に星光学院の鈴木神父様、尼崎教会のジョバンニ神父様による共同司式で喜びの内の閉幕ミサでした。

神父様からは「これからもドン・ボスコの思いを受け継ぎやさしい心と愛の心を大切に」との言葉を頂きドン・ボスコの教えを城星ファミリーが受け継ぐことを誓いました。


ウニオーネ明星

新しく生まれ変わるのです

明星

今、お聖堂の横には十五年前に同窓生で植えた記念樹である桜のつぼみがふくらみ、咲く時期を待っています。 もう少しもすれば、あの美しい桜花を見せてくれるでしょう。

私たち同窓生にもなじみの深い修道院が、今年の五月に解体されます。 「なぜ?」と多くの声があがりました。 しかし、多くの歴史を刻んできた建物の木はシロアリにやられ、コンクリートも劣化——。 あの赤い屋根に白い壁!ロータリーの大きなソテツ。なくなるのだ、と思うと色々と思い出が蘇ります。

聖母祭に、クリスマスセレモニー、慰霊祭。桜の下での焼肉パーティ・・・神父様やシスター、上級生に下級生。 そして同級生達と楽しく過ごした日々。今でも昨日のように思い出される、ソラリカルメラ院長様のにこやかなお顔とお姿・・・。

時は経ち、多くの思い出を残して今の修道院は消えます。

でも!

なくなるのではありません。新しく生まれ変わるのです!

既に新しい修道院建築企画はスタートしています。 多くの思い出のある修道院との別れは寂しいですが、美しい姿で蘇ると思うと心の踊ること! 再びあの赤い屋根が私たちの前に姿を見せるのは少し先の話ではありますが、実現する日を心から祈りつつ、今は時間があると、修道院の懐かしいドアをノックしに行くのです——。


ウニオーネ小百合ホーム

生誕200周年を記念して

小百合ホームでは、ドン・ボスコの生誕200周年を祝うイベントとして、熊本への一泊二日の家族旅行や毎年行っているドン・ボスコの祭日のアカデミアを盛大に行いました。 また閉幕の年には夏休みに子供たちと共に記念ミサを捧げ、10月には中津の聖ヨゼフ寮で行われた閉幕イベントに参加し、サレジアン・ファミリーとしても共に喜びを分かち合うことが出来ました。

毎年、1月に入るとなんとなくそわそわしてドン・ボスコの祝いの雰囲気が漂ってくるのですが、この3年間はサレジオ家族としてもウニオーネ本部を通して様々なニュースが入り、家の中にも年間通してどこかしこに祝いの雰囲気が広がっていったように思います。 園内のポスターや記念の旗なども意識付けになり、職員の年間の研修計画の中にも予防教育法について研修の機会をもうけることによって、子どもたちにドン・ボスコの精神で関わることを意識して日々を過ごすことが出来ました。

創立者が望まれた喜びの精神がこれからもこの家に溢れ、子どもたちが愛される体験を通して立派に社会人として成長していけますよう皆で頑張っていきたいと思います。


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2016年


ストレンナ 2016

「聖霊にゆだねて冒険してみよう! イエスと一緒に」
ストレンナ2016

ポスターの説明

左後方はドン・ボスコの生まれ育った土地ベッキ村のカステルヌオボに建つ「ドン・ボスコ大聖堂」です。 そこから人々が同じカリスマを持つ「サレジオ家族」として一緒に歩む旅がスタートします。

先頭はイエス様。歩みの方向を示し、わたしたちを助けます。 イエス様と共に歩むということは、神の霊である聖霊に導かれ冒険をすることです。 一番前の青年のシャツにはドン・ボスコが描かれています。 聖霊はドン・ボスコの精神を通して、神の子イエスへと導いているのです。

ストレンナ:毎年サレジオ会総長が示すサレジオ家族の年間目標



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編 集 後 記

全国8つのウニオーネの動き、世界連合の動き、サレジオ家族の動きを会員の皆様にお伝えするだけでなく、活動の根本に流れているサレジオ精神も感じとって頂きたいと思いながら編集しました。


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